こんにちは、 二和運輸 タンクローリー乗りのU235U238です。
寒い寒い日がやってきましたね、チェーンを巻かなければ乗り越えられない季節がやってきました。
今日は、チェーン ・・・ ダブルタイヤ用のチェーン の巻き方をご紹介致します。
最初に
チェーンを巻く時に辛いのは、まずは重い事です。
私のローリーの 16インチ のタイヤに適合するチェーンは、約35Kgあるそうです。
これを手を伸ばした状態出かける訳ですから、当然重いわけです。
ダブルチェーンになるとバタ角をかましてかけたり、タイヤにかけて動かしたりして掛ける方法もしにくく。
下に引いても持ち上げるのが重くやりにくいです。
ハマった時を考えて、その場所でまけるやり方を書いていきます。
まずは広げて、チェーンが切れてないか?短くないかよじれてないか確認します。
先にフックのある方が車の進行方向で行くと前になります、逆に掛けると走行中に外れやすくなってしまいます。
そして鎖を橋渡しで繋いである部分・・・鎖が切れている(曲げた鎖の先がうえを向くように)方向が掛ける際に上側になります。
下向きでも掛かりますが、切れている部分が走行中にタイヤに当たり バースト すると言う話も聞きます。
この辺りも、注意して下さいね。
1.裏側
それではタイヤハウスにチェーンを掛けます、ここが重いですが何とかかけましょう!
因みに ダブルタイヤ にもなると、内側に手が届きません。
汚れてもいい服装に着替えるとか、前準備も必要です。
また、膝をつけるマットみたいなものもあるといいですね。
凍結時 は下が凍りついて尖る為、足を怪我したりします。
また、余り時間をかけると手が悴んで動かなくなります。
素早く巻けるよう、練習も必要です。
まずは上のように、奥だけ鎖をタイヤに沿って下ろして手前は掛けないでおきます。
上のように手前も掛けてしまうと、裏に余裕が無くなります。
キツくなってしまうので、手前は掛けないでおきます。
※上の写真の様に、フックの下部が地面より約10cmの位置に大体合わせます。
※(上記の車両は、TOYO M919 16インチ 11R22.5 なので約タイヤの大きさが1m5cm位?あります。この値は、タイヤの大きさにより変わります。参考にして下さい)
大体でいいですが、この当たりの位置が掛けやすい位置になります。
私は 車止め がこの高さに大体合うため、車止めを基準にしてますが・・・慣れれば目っそうでも構いません。
上の写真の様に、先ずは裏側を掛けます。
因みに前を先にかけると、非常に苦労します。
降雪がある場合は、 番線 をフックではない方の鎖に通して番線の先を前に送る事で。
タイヤハウス前で掛ける事も出来ます、番線を何本か積んでおきましょう。
前をタイヤに掛けてなければ、裏はすんなり止まるはずです。
その際は、掛かる所に余裕をもってかけてくださいね。
緩ませてはいけないとかいう人が居ますが、完璧に締め上げれる人なんて私はいないと思っています。
そして裏を締めすぎれば、前も真ん中もキツくなります。
2.表側
上の様に前をかけます、結構きつい場会もありますが。
きつい場合、左手側のチェーンを上に向かって手繰りあげると上手く行きます。
左下にチェーン弛んでいると思うので、反対側によせてしまえば楽になります。
ここまで来たらもう少しです、前側が掛かりましたね。
おめでとうございます!
因みに真ん中は写真撮るのを忘れてしまいました、因みにおめでとうとは言いましたが。
真ん中を動かさずに掛ける事は、非常に辛いです。
表側と裏側を掛け終わりましたら、もう車が道でハマっていても車は動くはずです。
少し バック して、真ん中を掛けやすい位置に持ってきましょう!
おめでとうございます!無事に掛けあがりました。
3.最後
どうでしたか?きっと雪の中で掛けたことがある人はわかりますが・・・
非常に寒い上、きつい作業になります。
何も無い場所で片方5分位でかけないと、雪がある場合3倍はかかると思っていた方がいいです。
因みに表側に付ける鎖を止めるバネのバンドのフックは外向きになるように掛けて下さいね。
どの部位もタイヤに切れた端が当たらない様にかけるのがコツです。
また、本当にあと少しが届かない・・・辛い場合は下記のような物がホームセンターに売ってます。
6mmのタイプでステンレスを選べば、90Kgの引っ張り強度にも耐えますから お守り 替わりにどうぞ。
そして、少し走ったら前側の鎖が緩んでいたら締めて下さいね。
裏側と真ん中は無視しましょう、前側さえ締めれば外れたりしませんから。
お疲れ様でした、ただ世の中にはこれを巻いてもハマる場所があります。
高山地 の雪はサラサラしてるので、50cmとか降り積もっている場所では下をかいてしまう場合もあります。
とにかく、気を付けて冬を乗り切ってくださいね。
あなたが無事に帰ってきてくれることが、みんなの望みでもあるわけですから。
では、いつも見て頂いてありがとうございました。